【2023】Movable Type個人無償版|インストールと注意事項

Movable Type最新版をインストール CMS
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香奈枝
香奈枝

Movable Typeの個人無償版を、実際にインストールしてみました。Movable Typeのファイルサイズが大きいので、アップロードに時間がかかり、途中で止まったりするので、zipファイルのままサーバーにアップロードする方法でインストールを完了しました。

Movable Typeの個人無償版は、https://www.movabletype.jp/ 公式サイトからダウンロードすることができます。

2023年3月、2種類のバージョンがダウンロードできますが、ご覧のとおり大変ファイルサイズが大きい為、FTPソフトでアップロードしても時間がかかるだけでなく、途中で何度も停止したり、アップできないファイルが出たりで、アップロードが終わるまで目を離すことができません。

圧縮ファイル:MT7-R5402.zip (21.2 MB)
解凍後ファイル:MT7-R5402 (80.7 MB)
圧縮ファイル:MT-6.8.8.zip (17.4 MB)
解凍後ファイル:MT-6.8.8 (62.9 MB)
レンタルサーバーには、FTPなどでファイルを1度にアップロードする容量に制限がある場合があります。レンタルサーバーによって、容量制限は色々ですが大体20MB前後だと思います。
また、ファイル数が多いとアップロードに時間がかかり、途中で途切れたりすることもあり目が離せないのでとても大変です。
そこで、FFFTPと言うソフトを使ってzipファイルのままアップロードして、サーバー内で解凍する事にしました。
FFFTPのダウンロードはこちら FFFTP 窓の杜

レンタルサーバーに大容量ファイルを簡単にアップロードする

レンタルサーバーに大容量ファイルを簡単にアップロードする解決策をご紹介します。
方法としては2つあります。
1つ目は、SSH(Secure Shell)を利用して、「Tera Term」とコマンドを使ってサーバー内でzipファイルを解凍する方法。
2つ目は、サーバー内で、解凍を実行してくれるPHPファイルを作って、zipファイルを解凍する方法です。今回は、こちらの方法を使ってみました。とても簡単なのでおすすめです。
ブログ歴3年。30歳の副業ブロガーセンリさんが配布しているPHPコードを使用させて頂きました。とーっても簡単で、以下のコードをテキストエディタに貼り付けて、名前を「unzip.php」にして保存するだけです。
PHP
この↑コードは画像なのでコピペはできません。GITHUBで公開配布されていますのでダウンロードしてご利用下さい。GITHUB
PHPファイルの作り方
PHPファイルの中身を上記の方法でテキストエディタにコピペで貼り付けます。
php2
upload.zipの部分をMT7-R5402.zipに書き換えて、ファイル名unzip.phpで保存します。
php3

※Movable Typeを設置する時の注意

Movable Typeを動かすには、サーバーに最低限必要な条件がいくつかあります。その条件を調べるチェックツールも備えていますが、そのチェックをクリアしてもやはりインストールできない事があります。
これは、Movable Typeの設置を許可していないサーバーである可能性があります。
例えば、ロリポップですが「2015年6月30日をもってMovable Type簡単インストール機能を提供終了」しています。
■サポートについて
Movable Typeなど個別のプログラムに関する事項は、ロリポップ!でのサポート対象外です。お問合せいただいても回答いたしかねますので予めご了承ください。
2023年3月現在、ロリポップサーバーに、Movable Typeをインストールしようとしてもインストールできませんでした。mt-config.cgi-originalを編集してからの、インストールもできませんでしたので、これはサーバー側が、Movable Typeの新規インストールを許可していない可能性が高いです。
このように、サーバー側が、Movable Typeの新規インストールを許可していないと何をやってもインストールできません。大変時間の無駄ですので、予めMovable Typeの設置ができるサーバーであるのか確かめておくことが重要です。
例えば、アフィリエイターさんなどが「Movable Typeがインストールできるおすすめサーバー6選」などと、書かれていてましたが、その中にロリポップも入っていました。おそらく実際にその方はインストールしていないと思われますので、必ずお試し期間を使ってインストールできるかどうか確認してから、本契約してください。
今回私がMovable Typeをインストールした「シン・レンタルサーバー 」さんには、主要な外部プログラムリスト「動作確認済みプログラム」と言うページの中にMovable Typeがありましたので安心です!

Movable Typeを設置する準備

Movable Typeには、おまかせインストールと言う機能がありますので、いくつかの準備をするだけで、インストールできます。
インストールの手順は以下のとおりです。
  1. Movable Typeで利用するデータベースを作成する。
  2. FFFTPの設定をする。
  3. FTPソフトでzipファイルをアップロードし解凍する。
  4. おまかせインストーラでインストールを完了する。

Movable Typeで利用するデータベースを作成する

Movable Typeで利用するデータベースを作成します。

例)シンレンタルサーバーの場合
1・サーバーパネルの「データベース」⇒「MySQL設定」⇒「MySQL追加」で、データベースを新規作成し、データベース名をメモしておきます。
2・MySQLユーザーを追加してパスワードを設定しメモしておきます。
3・次に新規作成したデータベースにMySQLユーザーを追加して権限を与えます。

例)シンレンタルサーバーの場合
MySQLのデータベース名:wpxxxxx9_mtos
データベースユーザー名:wpxxxxx9_mtdata
データベースパスワード:*******(半角英数字8文字以上16文字まで)

以上の情報をメモしておきます。

FFFTPの設定をする

FFFTPのダウンロードはこちら FFFTP 窓の杜
FFFTPの設定をします。

起動したら [接続] メニューから [接続] を選択し、[ホスト一覧] ダイアログを開きます。[新規ホスト] ボタンをクリックします。

FFFTP
シン・レンタルサーバーの設定を行いますので、以下の項目を入力してください。

“ホストの設定名”
FFFTP に登録する設定名です。わかりやすい名称を入力してください。この例では「シンアカウント」とします。

“ホスト名”
お申込み完了のお知らせメールに記載されていた “FTPサーバー名” を入力します。

“ユーザ名”
お申込み完了のお知らせメールに記載されていた “FTPアカウント” を入力します。

“パスワード/パスフレーズ”
お申込み完了のお知らせメールに記載されていた “パスワード” を入力します。

FFFTP

次に [拡張] タブをクリックして “PASV モードを使う” にチェックを入れてから [OK] ボタンをクリックします。

FTPソフト

これでシン・レンタルサーバーの新規ホストが作成されました。選択した状態で [接続] ボタンをクリックします。

FTPソフト

FTP サーバーへの接続ができました。左側に表示されているのが自分のパソコン、右側に表示されているのがシン・レンタルサーバーのサーバのファイル群です。

FTPソフト6-2

シン・レンタルサーバー側のディレクトリは、/wpxxxxx9.wpx.jp/public_html となっているはずです。シン・レンタルサーバーではこの //wpxxxxx9.wpx.jp/public_htmlフォルダがあなたのホームページスペースのホームディレクトリとなります。

FTPソフトでzipファイルをアップロードし解凍する

圧縮ファイル:MT7-R5402.zip (21.2 MB)と、作成したunzip.phpの2つのファイルをアップロードします。
unzip.php
WEB上でunzip.phpにアクセスします。
私の場合ですと
https://www.osslicense.jp/unzip.php
成功すると左上に「解凍に成功しました。」という文字が表示されます。
この時、文字化けしていても解凍されていれば成功ですのでFTPで見てみましょう。
右側の窓に、MT7-R5402と言うフォルダができていれば成功です。
php
次に、MT7-R5402フォルダの名前を「mt」に変更します。
php
「mt」フォルダを開いて、右クリックすると表示されるコンテキストメニューから、cgi と言う拡張子の着いたファイルの属性を755に変更します。
[属性の変更] ダイアログが表示されるので、[実行] チェックボックスにすべてチェックを入れます。右下の “現在の属性” が 755 になっていることを確認してから [OK] ボタンをクリックします。
CGI

おまかせインストーラでインストールを完了する

いよいよ、インストールウィザードを使って各種設定作業を行います。
ブラウザを開いて Movable Type をインストールしたサイトパスに mt.cgi を付けたURLにアクセスします。私の例ですと https://www.osslicense.jp/mt/mt.cgi と、なります。

サインイン画面の表示

[Movable Type にサインイン] ボタンをクリックするとウィザードが始まります。
サインイン

使用言語の選択

[Movable Typeへようこそ] 画面が表示されたら、以下の項目を設定します。

使用言語「日本語」をプルダウンから選択し、[開始] ボタンをクリックすると、システムチェックが開始されます。

Movable Typeへようこそ

システムチェック

システムチェックでは、必要な Perl モジュールとオプション Perl モジュールが Movable Type をインストールするサーバーにインストールされているかの確認を行います。

“必要なPerlモジュールは揃っています。” というメッセージが表示されれば、チェックは完了です。[次へ] ボタンをクリックして、データベースの設定へ進みます。

システム

データベース設定

例)シンレンタルサーバーの場合
MySQLのデータベース名:wpxxxxx9_mtos
データベースユーザー名:wpxxxxx9_mtdata
データベースパスワード:*******(半角英数字8文字以上16文字まで)
上記のメモ道理に入力したら「接続テスト」ボタンをクリックします。
データベース

“データベースの設定を完了しました。” というメッセージが表示されれば、チェックは完了です。[次へ] ボタンをクリックして、メール設定へ進みます。

データベース完了

メール設定

Movable Type にはコメント / トラックバックの受信通知、エントリーを投稿した後の通知、パスワードの再設定など、さまざまな場面で指定されたメールアドレスにメールを送信する機能があります。この機能を利用するための、メール送信の設定を行います。(※後でも設定可能)

[メール設定] 画面が表示されたら、以下の項目を設定します。

今回は、メール送信プログラムをSMTP サーバーで設定しました。
システムメールアドレス:
メール送信プログラムの選択:SMTPサーバー
送信メールサーバー(SMTP):
SMTPサーバのポート番号:
これらの情報は、登録時のシン・レンタルサーバーからの「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」【7】メールのご利用について(メール設定情報)に記載されています。
ポート番号については、[マニュアル] メールソフトの設定ページに記載されています。
SMTP
全て記入できたら、「テストメールを送信」をクリックします。
SMTP
メールの設定は、後から再設定できますので「スキップ」します。

構成ファイル

アプリケーションディレクトリ「mt」フォルダに、構成ファイル (mt-config.cgi) が自動的に生成されますので、次へのボタンを押します。(ここでエラーが出る場合があります。その場合は、自動生成を行わず、直接構成ファイル (mt-config.cgi) を作成して設定する必要があります。)

システム管理者のアカウント作成

「アカウントの作成」画面が表示されたら、全ての項目を設定して、Movable Type システム管理者のアカウントを作成します。

ユーザー名
サインイン用のユーザー名を指定します。インストール後に Movable Type にサインインするときに必要になるので、忘れないようにしてください。

表示名
投稿を公開するときに、ブログに表示される名前です。

電子メール
メールアドレスを入力します。

使用言語
利用する言語を選択します。

パスワード
インストール後に Movable Type にサインインするときに必要になるので、忘れないようにしてください。

パスワード確認
パスワードをもう一度入力します。

情報を入力した後、[インストール] ボタンをクリックすると、インストールがはじまります。

「Movable Typeにサインイン」をクリックします。

MTダッシュボード

お疲れさまでした、これでMovable Typeのインストールが完了しました。

Movable Type7の個人無償版のインストールまとめ

本来Movable Typeには、おまかせインストールと言う機能がありますので、いくつかの準備をするだけで、インストールできます。

しかし、サーバー側に問題があるとインストールが大変複雑になってしまいます。

今回Movable Typeをインストールして感じたのは、そもそもMovable Typeがインストールできるサーバーであることが、最も重要なポイントになると思います。

今回使用した、シン・レンタルサーバーさんのように、主要な外部プログラムリスト「動作確認済みプログラム」と言うページの中にMovable Typeが記載されていれば、安心してインストールする事ができます。

ロリポップさんは、以前インストールできていた事と、Movable Typeの公式サイトにインストール例があったので、やってみましたが情報が最終更新日: 2017.10.06と古かったため、今回インストールはできませんでした。時間が無駄になって疲れました。

今回使用したシン・レンタルサーバーさんは、「エックスサーバー」のシステムを採用しているのに、とてもお手頃な利用料金でお試し期間も10日あるので、おすすめです。