Movable Typeの個人無償版を、実際にインストールしてみました。Movable Typeのファイルサイズが大きいので、アップロードに時間がかかり、途中で止まったりするので、zipファイルのままサーバーにアップロードする方法でインストールを完了しました。
Movable Typeの個人無償版は、https://www.movabletype.jp/ 公式サイトからダウンロードすることができます。
2023年3月、2種類のバージョンがダウンロードできますが、ご覧のとおり大変ファイルサイズが大きい為、FTPソフトでアップロードしても時間がかかるだけでなく、途中で何度も停止したり、アップできないファイルが出たりで、アップロードが終わるまで目を離すことができません。
解凍後ファイル:MT7-R5402 (80.7 MB)
解凍後ファイル:MT-6.8.8 (62.9 MB)
レンタルサーバーに大容量ファイルを簡単にアップロードする
※Movable Typeを設置する時の注意
例えば、ロリポップですが「2015年6月30日をもってMovable Type簡単インストール機能を提供終了」しています。■サポートについて
Movable Typeなど個別のプログラムに関する事項は、ロリポップ!でのサポート対象外です。お問合せいただいても回答いたしかねますので予めご了承ください。
Movable Typeを設置する準備
- Movable Typeで利用するデータベースを作成する。
- FFFTPの設定をする。
- FTPソフトでzipファイルをアップロードし解凍する。
- おまかせインストーラでインストールを完了する。
Movable Typeで利用するデータベースを作成する
Movable Typeで利用するデータベースを作成します。
例)シンレンタルサーバーの場合
1・サーバーパネルの「データベース」⇒「MySQL設定」⇒「MySQL追加」で、データベースを新規作成し、データベース名をメモしておきます。
2・MySQLユーザーを追加してパスワードを設定しメモしておきます。
3・次に新規作成したデータベースにMySQLユーザーを追加して権限を与えます。
例)シンレンタルサーバーの場合
MySQLのデータベース名:wpxxxxx9_mtos
データベースユーザー名:wpxxxxx9_mtdata
データベースパスワード:*******(半角英数字8文字以上16文字まで)
以上の情報をメモしておきます。
FFFTPの設定をする
起動したら [接続] メニューから [接続] を選択し、[ホスト一覧] ダイアログを開きます。[新規ホスト] ボタンをクリックします。
“ホストの設定名”
FFFTP に登録する設定名です。わかりやすい名称を入力してください。この例では「シンアカウント」とします。
“ホスト名”
お申込み完了のお知らせメールに記載されていた “FTPサーバー名” を入力します。
“ユーザ名”
お申込み完了のお知らせメールに記載されていた “FTPアカウント” を入力します。
“パスワード/パスフレーズ”
お申込み完了のお知らせメールに記載されていた “パスワード” を入力します。
次に [拡張] タブをクリックして “PASV モードを使う” にチェックを入れてから [OK] ボタンをクリックします。
これでシン・レンタルサーバーの新規ホストが作成されました。選択した状態で [接続] ボタンをクリックします。
FTP サーバーへの接続ができました。左側に表示されているのが自分のパソコン、右側に表示されているのがシン・レンタルサーバーのサーバのファイル群です。
シン・レンタルサーバー側のディレクトリは、/wpxxxxx9.wpx.jp/public_html となっているはずです。シン・レンタルサーバーではこの //wpxxxxx9.wpx.jp/public_htmlフォルダがあなたのホームページスペースのホームディレクトリとなります。
FTPソフトでzipファイルをアップロードし解凍する
おまかせインストーラでインストールを完了する
サインイン画面の表示
使用言語の選択
[Movable Typeへようこそ] 画面が表示されたら、以下の項目を設定します。
使用言語「日本語」をプルダウンから選択し、[開始] ボタンをクリックすると、システムチェックが開始されます。
システムチェック
システムチェックでは、必要な Perl モジュールとオプション Perl モジュールが Movable Type をインストールするサーバーにインストールされているかの確認を行います。
“必要なPerlモジュールは揃っています。” というメッセージが表示されれば、チェックは完了です。[次へ] ボタンをクリックして、データベースの設定へ進みます。
データベース設定
“データベースの設定を完了しました。” というメッセージが表示されれば、チェックは完了です。[次へ] ボタンをクリックして、メール設定へ進みます。
メール設定
Movable Type にはコメント / トラックバックの受信通知、エントリーを投稿した後の通知、パスワードの再設定など、さまざまな場面で指定されたメールアドレスにメールを送信する機能があります。この機能を利用するための、メール送信の設定を行います。(※後でも設定可能)
[メール設定] 画面が表示されたら、以下の項目を設定します。
構成ファイル
システム管理者のアカウント作成
ユーザー名
サインイン用のユーザー名を指定します。インストール後に Movable Type にサインインするときに必要になるので、忘れないようにしてください。
表示名
投稿を公開するときに、ブログに表示される名前です。
電子メール
メールアドレスを入力します。
使用言語
利用する言語を選択します。
パスワード
インストール後に Movable Type にサインインするときに必要になるので、忘れないようにしてください。
パスワード確認
パスワードをもう一度入力します。
情報を入力した後、[インストール] ボタンをクリックすると、インストールがはじまります。
「Movable Typeにサインイン」をクリックします。
お疲れさまでした、これでMovable Typeのインストールが完了しました。
Movable Type7の個人無償版のインストールまとめ
本来Movable Typeには、おまかせインストールと言う機能がありますので、いくつかの準備をするだけで、インストールできます。
しかし、サーバー側に問題があるとインストールが大変複雑になってしまいます。
今回Movable Typeをインストールして感じたのは、そもそもMovable Typeがインストールできるサーバーであることが、最も重要なポイントになると思います。
今回使用した、シン・レンタルサーバーさんのように、主要な外部プログラムリスト「動作確認済みプログラム」と言うページの中にMovable Typeが記載されていれば、安心してインストールする事ができます。
ロリポップさんは、以前インストールできていた事と、Movable Typeの公式サイトにインストール例があったので、やってみましたが情報が最終更新日: 2017.10.06と古かったため、今回インストールはできませんでした。時間が無駄になって疲れました。
今回使用したシン・レンタルサーバーさんは、「エックスサーバー」のシステムを採用しているのに、とてもお手頃な利用料金でお試し期間も10日あるので、おすすめです。