【図解でわかる】OSSライセンスとは?絵を見て学ぶオープンソースソフトウェアの定義

職業勇者 OSSライセンス
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香奈枝
香奈枝

こんにちは、香奈枝です。

オープンソースとは、Open Source Initiative(OSI)という団体が・・・と言うような話では無く、専門用語を使わないで分かりやすく、説明してほしいと言う方は、私といっしょにオープンソース・ライセンスの談話室」さんの「果物の樹のお伽話」と言う紙芝居を見に行きましょう。

この紙芝居は、OSS超初心者さんの為に、専門用語を一切使わないでOSSの考え方を学ぶことができるように作られています。「果物の樹のお伽話」は、それぞれの話の最後に教訓が書かれており、オープンソースライセンスの考え方を日本一理解しやすく説明しています。

果物の樹のお伽話 – 第1話:村はずれの果実の樹

原作のスライドショーは、頻繁に広告が入ることと小さくて少し見づらいこともあり、Canvaで作り直してみました、。

このスライドショー画像は、著者の可知豊さんによりクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づき提供されているので、原作:可知豊さんのままCanvaでスライドショーにしてみました。

第1話:村はずれの果実の樹

第1話:村はずれの果実の樹

※教訓その 1
• とにかく、果物がオイシイというのが大前提。
• 果物だけでなく、枝も持っていけます。
• 持っていって”自由”に利用できるので、可能性が広がります。
• みんなで協力すれば、各自の負担コストを少なくしたまま、この環境を維持できると言われています。
• 独占的なビジネスと、対立する訳ではありません。
(C) 2011-2013 Yutaka Kachi, some rights reserverd.

果物の樹のお伽話 – 第2話:立て札を追加する話

第2話:立て札を追加する話

第2話:立て札を追加する話

※教訓その 2
・皆で協力した成果なので、ただ乗りは嫌われる場合があります。
・ただ乗りを防いでいる力は、モラルだったり、契約だったり、いろいろです。
・自分が利用したい成果が、どんな立て札か、よく読みましょう。
(C) 2011-2013 Yutaka Kachi, some rights reserverd.

果物の樹のお伽話 – 第3話:ややこしい看板の話

ややこしい看板の話

第3話:ややこしい看板の話

※教訓その3
・大きな看板は、自由に持っていっていい果物について、大きな枠組みを決めるものです。
・「同じ立て札を立てること」という条件は、一部の立て札にしか書いてありませんが、この立て札は人気があります。
・なぜなら、この立て札は、自由な樹を確実に増やす力を持っているからです。
・自分が利用したい成果が、どんな立て札か、よく読みましょう。
・自分が配る場合、新しい立て札を考えるより、今までの立て札をマネしたほうが喜ばれます。
(C) 2011-2013 Yutaka Kachi, some rights reserverd.

可知豊さん作の「オープンソース・ライセンスの談話室」さんの「果物の樹のお伽話」と言う紙芝居は以下のリンクからご覧になれます。

・果物の樹のお伽話 – 第1話:村はずれの果実の樹
・果物の樹のお伽話 – 第2話:立て札を追加する話
・果物の樹のお伽話 – 第3話:ややこしい看板の話

OSSライセンスの概念コピーレフトとは?

オープンソースソフトウェアのライセンスの中には、「コピーレフト」と呼ばれる条件が含まれるものがあります。

コピーレフトとは、ライセンスを受け取った人がそのソフトウェアを再配布する場合、その再配布物も同じライセンスで公開しなければならないという条件です。つまり、ソースコードを含めて、再配布物もオープンソースである必要があります。

コピーレフトを採用することによって、ソフトウェアの自由な利用を促進すると同時に、オープンソースソフトウェアのコミュニティによる共同開発を支援することができます。再配布物もオープンソースであるため、他の開発者がそれを改良し、改良版を再配布することが可能になります。

一方で、コピーレフトによって制限されることで商用利用については難しい場合があり、採用するかどうかは、ライセンス採用者の意図や目的によって異なります。また、コピーレフトを採用する場合でも、ライセンスの種類によって再配布に関する条件が異なるため、ライセンスの内容をよく確認する必要があります。

OSSライセンスのおすすめの本

「オープンソース・ライセンスの談話室」の運営者さんである、可知豊さんが出版されている電子書籍「知る、読む、使う! オープンソースライセンス」は、達人出版会 836円 (760円+税)で、買う事ができます。私はもちろん、買いました!

知る、読む、使う! オープンソースライセンス
可知豊
達人出版会
発行日: 2011-12-20
対応フォーマット: EPUB, PDF

OSSライセンスの教科書系の書籍って、電子書籍ではあまり出版されていないし、ちょっと興味があるぐらいの人では、読み進めて行くのが難しいと感じてしまうものが多いんです。

この可知豊さんの書籍は、先ほど紹介した「果物の樹のお伽話 – 第1話:村はずれの果実の樹」からはじまります。

絵本形式でわかりやすく理解したことを、徐々に深堀していく。もう、これでもかと言うほど、分かりやすく書かれている超初心者向けのOSSライセンスの入門書です。

この書籍は、EPUBかPDFでのダウンロードで提供されているので、書籍の内容が更新されたり改訂版が出たりすると、何度でも新しいものをダウンロードできます。

その他にも、OSSライセンスの書籍はいくつかあって、以下の3冊はどちらも素晴らしい内容なのですが、超初心者さんにはちょっと難しいかなと言う印象です。学生さんとか会社で勉強しているなどで、ある程度の知識がある方ならおすすめです。

【超図解】OSSライセンスとは?のまとめ

「果物の樹のお伽話」は、OSSのライセンスの定義をとても分かりやすく学ぶことができます。

OSS (Open Source Software) のライセンスは、OSS のソフトウェアを使用、再配布、改変することに関する法的な規則や制限を定めたものです。OSS のライセンスは、OSS のコミュニティによって作成され、保守されています。

OSS のライセンスには、OSS のソフトウェアを自由に使用、改変、再配布できるようにするための条件が含まれています。OSS のライセンスは、コピーレフトやパーミッシブなライセンスなど、さまざまな種類があります。

コピーレフトのライセンス (例: GPL) は、派生物を配布する場合、同じライセンスの下で公開することを求めます。これは、派生物を商用目的で販売する際にも適用されます。GPL のようなコピーレフトのライセンスは、OSS の自由な利用を保証するために、ソースコードを開示することが必要な場合があります。

一方、パーミッシブなライセンス (例: MIT、Apache) は、OSS のソフトウェアを自由に使用、改変、再配布できるようにしますが、派生物を再配布する場合にライセンスの条件を変更することができます。商用利用やプロプライエタリソフトウェアに組み込むことができる場合があります。

OSS のライセンスには、OSS のソフトウェアを自由に利用できるための条件を定めるとともに、ライセンス違反に対する罰則などの規定も含まれています。したがって、OSS のライセンスを適切に理解し、遵守することが重要です。

いかがですか?「果物の樹のお伽話」を見てから、この文章を読むと多少難しい言葉があっても、OSSライセンスの定義について理解がしやすくなったのではないでしょうか?