MODXは、ウェブサイトやアプリケーションの構築や管理を行うためのCMS(コンテンツ管理システム)の1つです。MODXは、PHPで記述され、オープンソースであり、無料で使用できます。
MODXには、ウェブサイトを構築するための豊富な機能が含まれています。MODXは、カスタムコンテンツタイプの作成や、複数の言語でウェブサイトを作成することができます。また、テンプレートの使用により、ウェブサイトの外観を簡単に変更できます。
MODXの日本語版は、日本語でのウェブサイトの作成や管理をより簡単にするために、日本語に翻訳されたものです。日本語版のMODXには、日本語のインターフェース、日本語のマニュアル、そして日本語のサポートが含まれています。
MODXは、柔軟性が高く、拡張性があり、カスタマイズが容易であり、ウェブサイトやアプリケーションの構築に適したCMSです。
MODX日本公式サイト https://modx.jp/
MODX CMS のライセンス
MODX CMSはオープンソースソフトウェアであり、GNU General Public License (GPL) バージョン2に基づいてライセンスされています。
これは、MODX CMSのソースコードが誰でも自由に入手、使用、複製、変更、および再配布できることを意味しています。
ただし、これらの活動にはいくつかの条件があります。たとえば、GPLの下では、変更したソースコードを再配布する場合には、同じGPLライセンスを適用する必要があります。
また、変更したコードのソースコードを公開する必要があります。詳細については、GPLの条項を確認してください。
MODX CMSの主な特徴
MODX CMSは、柔軟性、カスタマイズ性、セキュリティ、SEO対応性など、多くの優れた機能を備えています。以下にMODX CMSの主な特徴をいくつか挙げます。
- 柔軟性:MODXは、独自のフレームワークを使用しており、ウェブサイトやアプリケーションの開発において柔軟なアプローチを可能にします。開発者は、必要に応じてカスタマイズできる多数のプラグイン、モジュール、テンプレートなどを使用できます。
- カスタマイズ性:MODXは、開発者がウェブサイトやアプリケーションを容易にカスタマイズできるように設計されています。カスタムフィールド、ユーザー定義のコンテンツタイプ、ウェブサイトのデザインなど、多くのカスタマイズオプションがあります。
- セキュリティ:MODXは、セキュリティに非常に重点を置いており、標準で多数のセキュリティ機能を備えています。また、MODXのセキュリティは、フレームワークの設計によっても支えられており、ウェブサイトのセキュリティを確保するのに役立ちます。
- SEO対応性:MODXは、SEOの最適化に非常に適しており、検索エンジンにウェブサイトのコンテンツをより適切に表示させるための多数のツールを提供しています。これにより、ウェブサイトのアクセスや検索エンジンランキングを改善することができます。
- マルチサイト機能:MODXは、マルチサイト管理機能を備えており、1つのインストールで複数のウェブサイトを管理できます。これにより、異なるドメイン名や言語を使用したウェブサイトを管理することができます。
- ユーザー管理:MODXは、多数のユーザー管理機能を備えており、複数のユーザーアカウントを作成し、アクセスレベルを設定することができます。また、ユーザーに対するアクションのログを取得することができます。
MODX CMSは日本語対応
MODX CMSは、日本語対応が可能です。MODX日本公式サイト https://modx.jp/
MODX公式サイトからダウンロードできる最新版MODX Revolution 3.xは、多言語サポートを備えており、日本語の言語パックも提供されています。
言語パックをインストールすることで、管理画面やコアエレメントの多くの部分を日本語に変更することができます。
また、MODXコミュニティには、日本語圏のユーザーも多数参加しており、日本語でのサポートやドキュメンテーションも提供されています。
さらに、日本語でのMODXに関するブログやフォーラムなどの情報も豊富にあります。
そのため、日本語でMODX CMSを使用することは、比較的容易にできます。
MODX CMSの商用利用について
MODX CMSは商用利用が可能です。MODX CMSは、オープンソースのCMSであり、商用利用に制限はありません。MODX CMSのライセンスには、商用利用に関する制限や追加料金が必要な規定はありません。
ただし、MODX CMSには多数のプラグインやモジュールがあり、それらの中には商用利用に制限があるものもあります。そのため、商用利用をする際には、各プラグインやモジュールのライセンスにも注意が必要です。
また、商用利用をする場合でも、MODX CMS自体は無料で利用できますが、ウェブサイトの設計や開発、保守などにかかるコストは、依頼するエージェンシーや開発者によって異なります。そのため、商用利用に際しては、専門家のアドバイスを受けることが重要です。
MODX CMSの動作環境について
MODX CMSの動作環境は以下の通りです。
- サーバー: Apache、Nginx、IISなどのウェブサーバー
- PHPバージョン: 7.2以上
- データベース: MySQL 5.6以上、MariaDB 10以上
- ディスクスペース: 最低でも300MB以上
また、MODX CMSは、PHP拡張モジュール「cURL」、およびPHPの「GDライブラリ」が必要となります。これらの拡張モジュールがサーバーにインストールされていることを確認する必要があります。
さらに、MODX CMSはApacheの「mod_rewrite」モジュールを使用してURLのリライトを行います。そのため、Apacheでmod_rewriteが有効になっていることが必要です。Nginxなどの他のウェブサーバーを使用する場合は、MODX CMSの設定を変更して対応する必要があります。
以上が、MODX CMSの動作環境になります。
MODX 日本語版のダウンロード
MODX日本公式サイト https://modx.jp/ の右上「Download」をクリックします。
MODX Evolution 1.0.25J 日本語版をクリックします。
※RevolutionはAPIが充実している本格的な開発用です。
MODX 日本語版のインストール
evo-1.0.25J.zip(1.71 MB)が、ダウンロードできますので解凍します。
- /assets/ (フォルダ)
- /content/(フォルダ)
- /install/ (フォルダ)
- /manager/ (フォルダ)
- /temp/ (フォルダ)
- index.php
- sample.htaccess(アップロード後、.htaccessにリネーム)
- index-ajax.php
- sample-robots.txt(robot.txtにリネーム)
ファイル一式をサーバーにアップロードします。
※index.phpがトップページになります。
データベースを準備する
必要な情報は下記のとおりです。
- データベースホスト(サーバー)名
- データベースユーザ名
- データベースパスワード
- データベース名
インストールする
ブラウザで、MODXファイルを転送したディレクトリにアクセスすると、インストーラーが起動しますので、指示にしたがって情報を入力しながら次へ進むとインストールが完了します。
MODX 日本語版のまとめ
またしても、ロリポップサーバーでのインストールは、できませんでした。最終段階のデータベースの部分でエラーが出てしまいました。
Movable Typeのインストールの時に、ご紹介した「シン・レンタルサーバー 」さんには、主要な外部プログラムリスト「動作確認済みプログラム」と言うページの中にMODXがありましたので、こちらならインストールできると思います。
やはり、サーバー環境って大事ですね。
Movable Typeも、マルチサイト管理機能を備えているのですがとても便利なのです。
WordPressは、サイト1つに対してWordPressを1つ設置しなくてなりませんが、マルチサイト管理機能を備えているCMSなら、1サーバーに本体を1つ設置すれば、複数のブログやサイトを設置管理することができます。
Movable Typeは使ったことがあるので、次回は「シン・レンタルサーバー 」さんでMODXを設置してみたいと思います。