
こんにちは、香奈枝です。
OSS (Open Source Software) のライセンスについて学ぶには、以下のような方法があります。
- オンラインのドキュメントやリソースを参照する オンライン上には、OSS のライセンスに関する情報が多数公開されています。FSF、OSI、SPDX などのウェブサイトから、OSS のライセンスに関するドキュメントや FAQ、解説記事などを参照することができます。また、OSS のライセンスを扱った書籍やオンラインのコースもあります。
- 実際のOSSプロジェクトに参加する OSS のプロジェクトに参加することで、実践的な知識を身につけることができます。OSS プロジェクトに参加すると、実際の開発現場で使用されているライセンスについて学ぶことができます。
- 他の開発者と交流する OSS コミュニティに参加することで、他の開発者と交流し、OSS のライセンスについての知識を共有することができます。OSS のイベントやフォーラムに参加することで、OSS のライセンスに関する情報や最新の動向を知ることができます。
- 実際にソフトウェアを使用して学ぶ 実際にOSSのソフトウェアを使用し、ライセンスについて理解することも重要です。OSSのソフトウェアを自分でインストールし、利用してみることで、OSSのライセンスがどのように動作するかを実際に確認することができます。
OSSのライセンスは多岐にわたり、それぞれ独自の条件が定められています。学習の際には、ライセンスに関する基本的な知識や用語について理解することが重要です。
OSS関連の書籍やウェブサイト
OSSライセンスの教科書系の書籍って、電子書籍ではあまり出版されていないし、ちょっと興味があるぐらいの人では、読み進めて行くのが難しいと感じてしまうものが多いんですが、この書籍は絵本形式でわかりやすく理解したことを、徐々に深堀していく。
もう、これでもかと言うほど、分かりやすく書かれている超初心者向けのOSSライセンスの入門書です。
著者:可知豊さんのウェブサイト オープンソース・ライセンスの談話室
AMAZONのおすすめにある、OSSライセンスの書籍は以下の2冊です。どちらも素晴らしい内容なのですが、超初心者さんにはちょっと難しいかなと言う印象です。学生さんとか会社で勉強しているなどで、ある程度の知識がある方ならおすすめです。
・OSSライセンス姉崎相談所
OSSライセンスを正しく理解するための本の著者:姉崎章博さんのウェブサイトです。
OSSライセンスが著作権に基づくことをマンガ風に解説をした「ユーレイミカ」は、OSSライセンスを契約やルールとして考えがちな方におすすめです。
姉崎章博さんのOSSライセンスを正しく理解するための本は、Youtube動画も公開されています。動画チャンネルOSPN.jpの登録数は5160人 https://www.youtube.com/@OSPNjp
『OSSライセンスを正しく理解するための本』紹介1~序章 執筆の経緯 2023-1-28
OSSライセンスを正しく理解するための 著作権入門の基礎 2020-8-28
OSSライセンスを正しく理解するための 著作権入門 2020-6-27
ライセンスの最新情報を知るには?
OSS (Open Source Software) のライセンスに関する最新情報は、OSS のコミュニティや関連する団体が提供する情報を参照することができます。以下に、OSS ライセンスに関する最新情報についていくつか紹介します。
- SPDX (Software Package Data Exchange) は、OSS のライセンス情報を標準化することを目的としたプロジェクトです。SPDX では、OSS のライセンスを表す短い識別子や、ライセンスのテキストを記述するための書式を定義しています。SPDX の情報により、OSS のライセンス情報を標準化することができ、ライセンス情報の共有や比較が容易になります。
- FSF (Free Software Foundation) は、OSS のライセンスに関する最新情報を提供しています。FSF は、GNU プロジェクトの一環として、OSS のライセンスを管理し、新しいライセンスを開発することもあります。FSF のウェブサイトでは、OSS のライセンスに関する FAQ や、各種ライセンスの解説などが提供されています。
- OSI (Open Source Initiative) は、OSS のライセンスに関する最新情報を提供しています。OSI は、OSS の定義を策定し、OSS のライセンスを承認することで、OSS のコミュニティの発展に貢献しています。OSI のウェブサイトでは、OSS のライセンスに関する FAQ や、各種ライセンスの解説などが提供されています。
OSS のライセンスは、OSS のコミュニティや関連する団体によって常に更新され、改訂されているため、最新情報についてはこれらの情報源を定期的に確認することが重要です。