WordPressのブロックテーマとは、Gutenbergエディターを使用して作成された、カスタマイズ可能なブロックベースのテーマの事です。これは、WordPressのWordPress 5.9から導入された新機能の一つです。
WordPressのフルサイト編集機能とは?
WordPressのフルサイト編集機能は、WordPress 5.9から追加された新機能であり、ブロックエディターを使用してウェブサイトの全体的なレイアウトやデザインを編集できる機能です。
これまで、WordPressのテーマを変更する場合は、テーマのCSSやPHPファイルを直接編集する必要がありましたが、フルサイト編集機能を使用することで、ブロックエディターを使用してウェブサイトの外観や機能をカスタマイズすることができます。
具体的には、フルサイト編集機能を使用すると、ウェブサイトのヘッダー、フッター、サイドバー、投稿ページなど、ウェブサイト全体のレイアウトを編集することができます。また、ブロックエディターを使用して、テキスト、画像、ビデオ、グラフなどのコンテンツを追加することもできます。
フルサイト編集機能は、テーマ開発者が提供するフルサイト編集用のテンプレートを使用することで、より高度なカスタマイズが可能になります。これにより、ウェブサイトの外観や機能を自由自在にカスタマイズできるようになりました。
フルサイト編集機能は、WordPressのブロックエディターを使用してウェブサイトの全体的なレイアウトやデザインを編集できるため、WordPressのカスタマイズ性が大幅に向上し、より柔軟なウェブサイト作成が可能になりました。
WordPressのフルサイト編集機能対応テーマの種類
WordPressのフルサイト編集機能は、WordPress 5.9から追加された新機能であり、対応するテーマが必要です。現在、フルサイト編集機能に対応しているテーマは、以下のような種類があります。
- デフォルトテーマ: WordPressには、デフォルトでインストールされているテーマがあります。WordPress 5.9以降では、デフォルトテーマであるTwenty Twenty-One、Twenty Twenty-Two、Twenty Twenty-Threeがフルサイト編集機能に対応しています。
- ブロックテーマ: ブロックエディターを使用して構築されたテーマのことで、フルサイト編集機能に最適化されています。WordPress.orgには、現在30を超えるブロックテーマが公開されています。
- カスタムテーマ: ブロックエディターを使用して構築されたテーマであれば、フルサイト編集機能に対応することができます。ユーザー自身でテーマをカスタマイズすることもできます。
- 既存のテーマのアップデート: フルサイト編集機能に対応していない既存のテーマでも、アップデートによってフルサイト編集機能に対応することができます。ただし、テーマ開発者がアップデートを提供している必要があります。
以上のように、フルサイト編集機能に対応したテーマは、デフォルトテーマやブロックテーマ、カスタムテーマ、既存のテーマのアップデートなど、さまざまな種類があります。ユーザーは、自分のニーズに合ったテーマを選択して、フルサイト編集機能を活用することができます。
WordPressテーマTwenty Twenty-Two
WordPressテーマTwenty Twenty-Twoは、WordPressコミュニティによって開発された、新しいデフォルトテーマです。2022年にリリースされた予定のWordPress 5.9から含まれるています。
Twenty Twenty-Twoは、ブロックエディターに最適化されたデザインを採用しており、カスタマイズ性が高いことが特徴です。新しいテーマパターンを使用することで、多様なウェブサイトの作成が可能です。
テーマのデザインは、モノクロのカラーパレットとセレイフ体のフォントを使用し、クリーンかつモダンな印象を与えます。また、ブロックエディターの機能を活用したレイアウト構築が可能で、コンテンツを自由に配置することができます。
Twenty Twenty-Twoには、ブロックパターンやブロックスタイルなど、ブロックエディターの機能を活用した機能が多数含まれています。また、カスタムロゴ、カスタムカラー、カスタムフォントなど、従来のWordPressテーマと同様の機能も備えています。
WordPressテーマTwenty Twenty-Twoは、ブロックエディターを活用した高度なカスタマイズが可能な、モダンで魅力的なデザインのデフォルトテーマとして期待されています。
Twenty Twenty-Twoのライセンスについて
License: GNU General Public License v2 or later
License URI: http://www.gnu.org/licenses/gpl-2.0.html
Text Domain: twentytwentytwo
WordPressテーマTwenty Twenty-Three
WordPressテーマTwenty Twenty-Threeは、WordPressコミュニティによって開発された、2023年にリリースされた新しいデフォルトテーマです。WordPressの最新バージョンであるWordPress 6.0に含まれています。
Twenty Twenty-Threeは、2022年にリリースされたTwenty Twenty-Twoの後継として位置づけられており、さらにブロックエディターに特化したデザインが採用されました。
ブロックエディターの機能を活用したレイアウト構築にフォーカスした機能が多数含まれており、新しいブロックパターンやブロックスタイル、グローバルブロックスタイルなど、ブロックエディターの機能を活用したカスタマイズ機能が充実しています。カスタムロゴやカスタムカラー、カスタムフォントなど、従来のWordPressテーマと同様の機能も備えています。
WordPressテーマTwenty Twenty-Threeは、ブロックエディターを活用した高度なカスタマイズが可能な、モダンで魅力的なデザインのデフォルトテーマです。
Twenty Twenty-Threeのライセンスについて
License: GNU General Public License v2 or later
License URI: https://www.gnu.org/licenses/old-licenses/gpl-2.0.html
Text Domain: twentytwentythree
WordPressテーマTwenty Twenty-One
WordPressテーマTwenty Twenty-Oneは、主に個人ブログやオンラインポートフォリオなどの個人向けのウェブサイトに適しています。
Twenty Twenty-Oneは、シンプルで使いやすく、モダンなデザインが特徴的です。また、ブロックエディターに最適化されたテーマであり、グーテンベルグエディターのブロック機能をフルに活用できます。デフォルトのカラーパレットやフォント、ブロックスタイルなども用意されており、初心者でも簡単にカスタマイズできます。
Twenty Twenty-Oneには、ヘッダーやフッター、フル幅のカバーエリア、カスタマイズ可能な背景色、カスタムメニュー、ウィジェットエリアなど、必要な機能がすべて備わっています。さらに、ダークモードにも対応しており、利用者にとって快適な閲覧環境を提供します。
総じて、Twenty Twenty-Oneはシンプルで使いやすく、ブロックエディターとの親和性が高いデフォルトテーマです。初心者でも簡単にカスタマイズでき、高度なユーザーでも細かいカスタマイズが可能です。
Twenty Twenty-Oneのライセンスについて
License: GNU General Public License v2 or later
License URI: http://www.gnu.org/licenses/gpl-2.0.html
Text Domain: twentytwentyone
WordPress公式テーマディレクトリ
WordPress公式テーマディレクトリは、WordPressが提供する公式のテーマリポジトリです。ここで公開されているテーマは、WordPressの規約に沿って作成されたもので、WordPressのコミュニティから寄贈されたものが中心です。
WordPress公式テーマディレクトリでは、誰でも自由にテーマをダウンロードして使用することができます。テーマは、検索、タグ、カテゴリなどの方法で見つけることができます。また、ユーザーレビューを見ることができ、どのテーマがより人気があるかを確認することもできます。
WordPress公式テーマディレクトリは、WordPressサイトのデザインを迅速かつ簡単にカスタマイズするための素晴らしいリソースです。多くのテーマは、無料で提供されており、多くの場合、すぐに使用することができます。
ただし、注意点として、テーマの選択には十分に注意し、テーマを選択する前に、そのテーマに関する評判やレビューを十分に調べることをお勧めします。また、最新のWordPressバージョンに対応していることを確認することも重要です。
WordPressブロックテーマの機能
WordPressのブロックテーマには、以下のような機能があります。
- ブロックのカスタマイズ:ブロックテーマを使用することで、ブロックをより柔軟にカスタマイズすることができます。例えば、個別のブロックに独自のスタイルや設定を適用することができます。
- レイアウト管理:ブロックテーマを使用することで、ブロックのレイアウトを簡単に管理することができます。例えば、カラムブロックやグループブロックを使用することで、複数のブロックをグループ化してレイアウトを簡単に調整することができます。
- ブロックパターンの作成:ブロックテーマを使用することで、独自のブロックパターンを作成することができます。これにより、複数のブロックをまとめたカスタムブロックを作成することができます。
- ビジュアルエディターの改善:ブロックテーマを使用することで、ビジュアルエディターの外観をカスタマイズすることができます。例えば、カラーパレットやフォント設定を変更することができます。
- テーマ設定のカスタマイズ:ブロックテーマを使用することで、テーマ設定をカスタマイズすることができます。例えば、ヘッダーやフッターの設定、サイドバーの設定、背景画像の設定などがあります。
以上が、WordPressのブロックテーマの主な機能です。これらの機能を使用することで、ブロックベースのWebデザインにおいて、より高度で柔軟なカスタマイズが可能になります。
ブロックテーマのtheme.jsonについて
WordPressのtheme.jsonは、WordPress 5.9以降で導入された、テーマの設定を記述するJSONファイルです。theme.jsonファイルを使用することで、テーマのビジュアルエディターやテーマ設定を定義できます。
theme.jsonファイルには、カスタムカラーパレット、フォント設定、テキストスタイル、ブロックのスタイル、レイアウト設定などが含まれます。これらの設定を行うことで、テーマの一貫性やコントロール性を向上させることができます。
例えば、theme.jsonを使用してカスタムカラーパレットを定義する場合、ブロックエディターでカラーを選択する際に、事前に設定したパレットから選択することができます。また、フォント設定を行うことで、ブロックエディター内で使用されるフォントを指定することができます。
theme.jsonは、従来のCSSに代わる、より柔軟かつ強力なテーマ開発ツールとして注目されています。また、theme.jsonは、ブロックテーマの開発においても重要な役割を果たしています。ブロックテーマを作成する場合、ブロックパターンやブロックスタイルを定義するために、theme.jsonを使用することができます。
総じて、theme.jsonはWordPressのテーマ開発において、より高度なカスタマイズや柔軟性を提供するための非常に有用なツールであると言えます。
WordPressのブロックテーマとフルサイト編集機能のまとめ
Gutenbergは、WordPressの編集画面の大幅な変更をもたらしたため、使いにくいと言うユーザーも多いと思います。実は、私も苦手でした。単純に記事の投稿だけのためなら、プラグインのClassic Editorで解決できますが、ノーコードでレイアウトを編集するとなるとGutenbergが必要になります。
ここで、ちょっと比較してみたいのが「Elementor Website Builder」と言うプラグインです。このプラグインも、ノーコードでサイトのレイアウトを変更する事ができることで有名です。
Elementor Website Builderは、WordPressのプラグインの一つで、ビジュアルエディタを使ってWebサイトを簡単かつ迅速に作成できるツールです。
Elementorは、直感的なビジュアルエディタを提供し、Webサイトを作成するために必要な機能を多数備えています。例えば、テンプレートライブラリ、ウィジェット、フォームビルダー、マルチ言語対応、アニメーション、インテグレーションなどがあります。
これらの機能により、Webデザインやコーディングのスキルがなくても、簡単にプロフェッショナルなWebサイトを作成することができます。Elementorは、無料版と有料版があり、ユーザーは必要に応じて有料版にアップグレードすることができます。
サイトの出来上がりについては、私の感想としましては「どっちも優秀」です。Elementorは、有料版があって、テンプレートが豊富と言うのはとても魅力的ですが、例えばLP(ランディングページ)のようなシンプルなサイトを作るのであれば、Gutenbergで十分です。
後は、使う方の好みかと思いますので、先ずはGutenbergを使いこなしてみてはいかがでしょうか?