WordPressのライセンス(GPL)について学んでみよう

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香奈枝
香奈枝

WordPressは、オープンソースソフトウェアとして、GPL v2ライセンスに基づいてリリースされています。これは、WordPressを自由にダウンロード、インストール、使用、修正、再配布することができるということを意味します。

WordPressのライセンス確認方法は?

WordPress のライセンスを確認するには以下の手順を実行します。

  1. WordPress のオフィシャルサイトにアクセスします。
  2. 「About」または「Get WordPress」ページにアクセスします。
  3. ページのフッターまたはヘッダーにある「Licensing」または「License」リンクをクリックします。
  4. ライセンスページが表示されます。ここには、WordPress のライセンスに関する詳細情報が含まれています。

WordPress は、GPL (General Public License) のバージョン2またはバージョン3に基づいてリリースされています。これは、オープンソースソフトウェアライセンスの一種で、ソフトウェアの使用、修正、再配布に関する自由を提供しています。WordPress のソースコードは、無料でダウンロードして利用することができます。

WordPress日本語オフィシャルサイト https://ja.wordpress.org/

GPLv2とGPLv3の違い

GPLv2 (General Public License version 2) と GPLv3 (General Public License version 3)は、オープンソースソフトウェアに適用される主要なライセンスのバージョンです。
GPLv2は1991年にリリースされ、GPLv3は2007年にリリースされました。両方のバージョンは、ソフトウェアの使用、修正、再配布に関する自由を提供していますが、いくつかの重要な違いがあります。
  1. 互換性: GPLv2は、GPLv3との互換性がありませんが、GPLv3はGPLv2との互換性があります。
  2. パテント: GPLv2は、ソフトウェアに対する特許権の使用に関する明確な規定がないのに対して、GPLv3は特許権の使用に関して明確な規定を持っています。
  3. 再配布: GPLv2では、再配布する場合には必ずソースコードを提供することが要求されますが、GPLv3では、再配布する際にはソフトウェアとともに該当のライセンスを提供することが求められます。
  4. DRM: GPLv2は、DRM (Digital Rights Management) に対する規定がないのに対して、GPLv3はDRMに関する明確な規定を持っています。

これらの違いから、GPLv3は、GPLv2よりもより近代的なライセンスとされています。

また、GPLv3は多くのオープンソースソフトウェアの作者によって選択されています。GPLv2を使用する場合は、特定の要件に対応することが必要ですが、GPLv3はより広範囲の要件を満たすことができます。

WordPressのライセンス

WordPressはGPLv2(GNU General Public License v2)ライセンスの下でリリースされています。

このライセンスは、同じライセンスの下で派生物をリリースする限り、WordPressソフトウェア自体とそれのために作成されたテーマとプラグインの両方を含むWordPressを使用、変更、および配布することを可能にします。

GPLv2ライセンスは「コピーレフト」ライセンスとみなされており、いかなる改変や派生物もオープンソースで自由に利用できなければなりません。

これにより、WordPress はオープンで透明性が保たれ、ユーザーは必要に応じて自由にカスタマイズおよび拡張できるようになります。

コピーレフト型ライセンス

“Copyleft”型ライセンスは、一般的に、GPL (General Public License)のタイプのことを指します。

このタイプのライセンスは、ソフトウェアを自由に使用、修正、再配布することを許可しますが、再配布する場合には、同じライセンス条件を適用することを要求します。

これにより、コピーレフト型ライセンスに基づいてリリースされたソフトウェアは常に自由であり続け、再配布することによっても自由に利用することができるという特徴があります。

GPLは、最も一般的なコピーレフト型ライセンスの一つです。

General Public License(GPL)とは

GPL (General Public License)は、フリーソフトウェアの公衆利用許諾契約の標準的な形式の一つです。

GPLは、ソフトウェアのソースコードを開示し、任意の人が自由にソフトウェアを使用、修正、再配布することを許可するとともに、再配布されたソフトウェアもオープンソースとして公開されることを要求するというライセンスです。

GPLに従ってリリースされたソフトウェアは、フリーソフトウェアとして利用されることができますが、再配布する場合にはGPLに従って公開することが必要です。

これにより、ソフトウェアの自由な発展が促進されるとともに、ユーザーがソフトウェアの修正や改良を行うことができるようになります。

GPLで認められた4つの自由とは

GPL (General Public License)は、ソフトウェアの使用、修正、再配布に対して4つの自由を認めています。これらの自由は次のとおりです。
  1. 自由な使用: GPLに基づいてリリースされたソフトウェアは、個人的なまたは商業的な目的に使用することができます。
  2. 自由な修正: GPLに基づいてリリースされたソフトウェアは、任意の人が自由に修正することができます。
  3. 自由な再配布: GPLに基づいてリリースされたソフトウェアは、任意の人が自由に再配布することができます。
  4. 同様のライセンスの提供: GPLに基づいて修正または再配布されたソフトウェアは、同様のGPLライセンスの条件に基づいて再配布されることが要求されます。

これらの自由は、ソフトウェアの自由な発展を促進することを目的としています。

また、GPLに従ってリリースされたソフトウェアを利用することによって、ユーザーがソフトウェアを修正や改良することができるようになります。