
2023/08/05 深夜の1:43に、DiscodeのコミュニティへPhotoRealリリースのお知らせが入っていましたので検証してみました。
PhotoRealリリースのお知らせ
Introducing PhotoReal 2023/08/05 01:43
@everyone – PhotoReal is our new pipeline for premium users that generates some of the most realistic photos and portraits on Leonardo to date.
This mode works leverages Prompt Magic V3 and gives you options to experiment with, including:
Depth of Field
RAW Mode
As well as style presets such as Cinematic, Creative, and Vibrant.
PhotoReal also does not require any negative prompts!
To get started, enable Alchemy then the PhotoReal option and prompt away!
Jump to the AI Gen page: https://app.leonardo.ai/ai-generations
Thank you to our amazing members who continue to support us as we innovate and evolve. We’re really excited to see the incredible images you produce with this new pipeline!
@everyone – PhotoReal は、レオナルドのこれまでで最もリアルな写真とポートレートを生成する、プレミアム ユーザー向けの新しいパイプラインです。
このモードは Prompt Magic V3 を利用して機能し、次のような実験オプションが提供されます。
被写界深度
RAWモード
Cinematic、Creative、Vibrant などのスタイル プリセットも含まれます。
PhotoReal では、否定的なプロンプトも必要ありません。
まず、Alchemy を有効にしてから PhotoReal オプションを有効にし、プロンプトを表示します。
AI Gen ページにジャンプします: https://app.leonardo.ai/ai-generations
革新と進化を続ける私たちをサポートし続けてくれる素晴らしいメンバーに感謝します。 この新しいパイプラインで皆さんが生み出す素晴らしい画像を見るのをとても楽しみにしています。
PhotoRealの特徴
Featured ModelsからPhotoRealをクリックすると・・・
以下の画面になります。「Generate with this Modle」をクリックすると・・・
有料プランユーザーは、AI Image Generationへ移動しますが、無料プランユーザーへは以下の画面が表示されます。
PhotoRealは、Alchemy+PhotoRealで動作するため、有料プランユーザーのみ使える機能です。
- Depth of Fieldが、Low、Medium、High、の3つが選択できます。
- RAWモードのオン・オフが選択できます。(※後述します)
- スタイル プリセットの、Cinematic、Creative、Vibrantが選択できます。
- ネガティブプロンプトは必要ありません。
AlchemyのFree Trialは新規登録ユーザーのみ
新規ユーザーが初めて、AI Image Generationに入ると、以下の様な画面が表示されます。
新規ユーザーのみ、PhotoReal、Prompt Magic V3、Alchemy Pipeline、Alchemy プリセットのいずれかの組み合わせで、1日5回まで有料会員サービスをFree Trialできます。(2023/8/25時点)
RAWモードについて
RAWモードは、より良好な結果を得るためには長いプロンプトを必要とするため、通常はオフのままにしておくことを推奨します。複雑なプロンプトでより多くの制御と柔軟性を求めている場合は、RAWモードを有効にすると、良い結果を得られる場合があります。(RAWモード解説より抜粋)
例えば、「日本人女性が伝統的な、和服スタイルで桜の花の咲く庭園に立っている」これを、プロンプトにするとかなり詳細な描写が必用で、プロンプト自体長くなります。
そもそも、DreamShaperなどはファンタジー要素が強いモデルのため、日本人+着物を詳細に指定しても、韓国風の髪型や派手な髪飾り、耳飾りなどが勝手に追加されてファンタジー寄りになってしまいます。
このような場合に、RAWモードを有効にすると長いプロンプトを柔軟に取り入れた現実味のある画像を生成することができます。
PhotoRealの使い方
1・Alchemy を有効にします。
①の部分をクリックすると、Alchemy Settingsがポップアップします。
②High Resolution:これをオンにすると、Alchemyの出力解像度が向上します。高解像度の出力は、拡散プロセスのために通常の解像度の出力とは異なるため、これがアップスケーラーとして機能するとは思わないでください。デフォルトでは、オフになっています。
③Expanded Domain:生成される画像のクリエイティブな範囲を広げます。オフの場合、画像は見た目に美しい可能性が高くなりますが、すぐに付着しない可能性があります。オンにすると、より迅速な遵守を達成できますが、視覚的なアーティファクトや異常のリスクが高まります。(※この項目は、Prompt Magicをオンにしている時とPhotoReal オプションを有効にしている時は表示されません。)
④Contrast Boost:これにより、画像のダイナミックレンジが調整されます。デフォルトでは0.5ですが、主題によっては数値を上下してみると役立つ場合があります。
⑤Resonance:このスケールは、画像の詳細度と、画像の遵守率を決定します。数値が大きいほど、非常にビジーなイメージが作成される可能性があります。13から15前後がバランスが良いです。
⑥Cancel or Save:Alchemy Settingsの内容に変更を加えた時は「Save」します。
2・PhotoReal オプションを有効にします。
①の部分をクリックすると、PhotoReal Settingsがポップアップします。
②Depth of Field:Low、 Medium、 High、の3つから選択できます。画像の被写界深度をコントロールします。値を低くすると、画像の焦点範囲が浅くなり、より多くの画像が柔らかく見えたりぼやけたりする可能性があります。値を大きくすると、画像の焦点範囲が広くなり、より多くの焦点が合います。
③RAW Mode:RAWモードは、より良好な結果を得るためには長いプロンプトを必要とするため、通常はオフのままにしておくことを推奨します。複雑なプロンプトでより多くの制御と柔軟性を求めている場合は、RAWモードを有効にすると、良い結果を得られる場合があります。
④Cancel or Save:PhotoReal Settingsの内容に変更を加えた時は「Save」します。
3・プロンプトを入力します。
数字の順番に選択して、プロンプトを入力し生成してください。①と②の順番が逆だとクリックできません。
- オンにするとAlchemy Settingsが設定できるようになります。(デフォルトのままでもOK)
- オンにするとPhotoReal Settingsが設定できるようになります。(Low、 Medium、 High、を選択します。RAWはOFFを推奨)
- 作成したいプロンプトを入力します。
- 通常のModelとネガティブプロンプトは、使用できなくなります。
- スタイルプリセットをCinematic、Creative、Vibrant、Noneから選択します。
- 全て確認したら、「Generate」ボタンをクリックすると生成できます。
PhotoRealを比較検証してみた
全て同じプロンプトで検証していきます。
Absolute Reality v1.6+Prompt Magic V2
Absolute Reality v1.6は、フォトリアリスティックなスタイルのモデルで、あらゆる種類のフォトリアリズムに優れています。
*通常Modelの場合のみNegative promptを使用しています。
Negative prompt: Protruding from the input frame, the head is cut off
この通常Modelと比較してみていってください。
また、スタイルプリセットのCinematic、Creative、Vibrant、None、の違いやDepth of FieldのLow、 Medium、 Highでどのように変化するかも見てください。
PhotoReal+Cinematic+Alchemy
プロンプトは、同じですがPhotoRealをオンにすると同時にNegative promptは自動的に使用不可になります。
PhotoReal(Low)+Cinematic
左PhotoReal(High)、右PhotoReal(Medium)
PhotoReal+Creative+Alchemy
PhotoReal(Low)+Creative
左PhotoReal(High)、右PhotoReal(Medium)
PhotoReal+Vibrant+Alchemy
PhotoReal(Low)+Vibrant
左PhotoReal(High)、右PhotoReal(Medium)
PhotoReal+None+Alchemy
PhotoReal(Low)+None
左PhotoReal(High)、右PhotoReal(Medium)
まとめ

画像の被写界深度Low、 Medium、 High、の違いやPhotoRealのスタイルプリセットの比較をしてみましたが、いかがでしょうか?
フォトリアリスティックなスタイルのモデル、Absolute Reality v1.6よりもどのぐらい違うのかを見るために比較してみました。
確かに、実際のカメラで撮影したような画像になりますね。
ちょっと、動物でも試してみました。
プロンプト:A sleepy gray kitten snuggled up in a bed of soft, fluffy clouds, its whiskers twitching in its sleep.(このプロンプトは、Prompt Generationで作成しました)
やはり、PhotoRealの方が圧倒的にリアルです。
これは、プロンプトにクオリティやリアリティ、ライティング、カメラ設定など細かい指定をしていなくても、PhotoRealを使うと簡単に写真のようなリアリティのある画像が、素人にも簡単に作成できるという事です。
無料ユーザーには、利用できないツールではありますが、Leonardo.Aiが日々進歩している事を理解して頂ければよいなと思いました。