
こんにちは!香奈枝です。
今回は、GitHub(ギットハブ)についてお話ししようと思います。
最近では、「Twitter、推薦アルゴリズムと機械学習モデルの一部をGitHubに公開」と言う話題で、世界中の開発者たちが利用していることで有名になりました。
しかし、GitHubって何?、読み方もわからないよ?と言う方も多いのではないでしょうか?
GitHubは、ソフトウェアの開発やプロジェクト管理に欠かせないツールの一つです。今回の記事では、Git最新バージョンのインストール方法や初期設定、GitHubの登録方法やGitHubの魅力、マスコットキャラクターオクトキャット(Octocat)の謎!などについて紹介していきます。
はじめてのGitHub(ギットハブ)
もし、あなたがソフトウェア開発やプログラミングに興味があり、さらに開発を行っている場合、複数人での開発やコードの管理は大変ではないですか?
GitHubは、そんなあなたの課題を解決できるかもしれません!

GitHubなら・・
コードの管理やバージョン管理、複数人での開発が簡単に行えるようになります。
GitHub上で公開することで、多くの人にアクセスしてもらい、フィードバックをもらうこともできます。
開発を行っている方ならぜひ、GitHubを利用してみてください。
GitHub(ギットハブ)とは?
GitHubとは、オープンソースのGitリポジトリをホスティングするためのウェブサービスです。
GitHubを利用することで、誰でも簡単にGitリポジトリを作成し、他の開発者との共同作業ができます。
また、プルリクエストやイシューといった機能を利用することで、コミュニケーションを取りながら効率的な開発を行うことができます。
GitHubは、無料で利用することができますが、有料版もあり、より多くの機能を利用することができます。
Gitとは?
Gitは、Linuxの開発者であるLinus Torvalds氏によって開発(Wikipedia)されました。
Gitとは、分散型バージョン管理システムの一つで、開発者が複数いる場合や、ファイルの更新履歴を管理することができます。
Gitを使用すると、コードの変更履歴を追跡し、異なるバージョンのコードを管理することができます。また、ファイルが削除された場合でも、復元することが可能です。
GitHubのマスコットキャラクターについて
GitHub Japan https://github.co.jp/
Octodex https://octodex.github.com/
GitHubのマスコットキャラクターは、オクトキャット(Octocat)と呼ばれています。
オクトキャットは、タコと猫をかけ合わせたようなキャラクターで、GitHubのロゴマークとしても知られています。
オクトキャットは、GitHubの開発者であるSimon Oxleyさんによってデザインされ、GitHubが公開したコラボレーターの募集ページで初めて登場しました。
GitHubの主な機能
GitHubには多数の機能がありますが、以下はその中でも代表的なものです。
- リポジトリ管理機能: Gitリポジトリをホストする機能です。GitHub上でリポジトリを作成し、管理することができます。
- プルリクエスト機能: コードの変更を提案することができる機能です。開発者は、リポジトリのオーナーにコードの変更を提案し、レビューを受けることができます。
- イシュートラッキング機能: バグレポートや改善提案などの問題を管理する機能です。ユーザーは、イシューを作成し、ラベルやマイルストーンなどを使用して問題を追跡することができます。
- ウィキ機能: ドキュメントを共有するための機能です。開発者は、リポジトリに関する情報を記述するウィキページを作成することができます。
- コラボレーション機能:リポジトリのオーナーが他の開発者にアクセスできる権限を与えることができ、複数の開発者が同じコードベースを編集できるようになります。開発プロセス全体を管理することができ、ブランチやプルリクエストといった機能も用意されています。
GitHubの特徴
GitHubには様々な特徴がありますが、以下はその中でも代表的なものについて解説します。
コラボレーションのしやすさ
GitHubは、開発者たちがコードの変更を共有するためのコラボレーション機能が大変優れています。
リポジトリのオーナーが他の開発者を招待し、権限を与えることで、複数の開発者が同じコードベースを編集することができます。
また、承認やコメントのやりとりなど、開発プロセス全体を管理することができるようになります。
多くのプロジェクトでGitHubが採用されているのは、開発者同士の協力を促進する機能が充実していることが理由の一つです。
バージョン管理の容易さ
GitHubでは、バージョン管理がしやすく開発プロセスがスムーズに進められます。
何故なら、変更の履歴を管理し、必要に応じて過去のバージョンに戻ることができるためです。
また、複数の開発者が同時に作業する場合にも、コンフリクトを解決するためのツールが提供されています。
オープンソースの力
GitHubは、を利用することでオープンソースのプロジェクトがより質の高いものになる可能性が高くなります。
何故なら、オープンソースとは、ソフトウェアのソースコードを公開し、誰でも自由に改良や修正を行うことができるからです。
GitHubでは、オープンソースのプロジェクトを公開し、他の開発者からフィードバックを受けることができます。
また、自分が開発したプログラムを公開することで、他の開発者がそのプログラムを利用し、改善することができます。
これにより、プロジェクトがより質の高いものになる可能性が高くなる事が期待できます。
GitHubのメリット・デメリットについて
GitHubは、プロジェクト管理の効率化、開発チームの協調性向上、オープンソース開発の促進など、多くのメリットをもたらしてくれます。
プロジェクト管理の効率化においては、コードの履歴管理やチームメンバーの作業の進捗状況の確認などが容易に行えるため、開発における時間や手間を大幅に削減することができます。
また、開発チームの協調性向上については、複数の開発者が同じコードにアクセスできるため、コードレビューや修正を迅速かつ効果的に行うことができます。
さらに、コミュニケーションの取りやすさや、誰でも参加できるオープンソースプロジェクトにおいては、開発者同士の交流や技術の共有が促進されます。
一方、デメリットとしては、プライベートリポジトリの有料化が挙げられます。
また、一部の企業にとっては、必要な機能が不足していることや、独自の開発環境を持っていることから、GitHubの利用が必要ない場合も考えられます。
しかし、GitHubの利用は非常に有益であることの方が多く、プロジェクト管理や開発チームの協調性向上につながるため、オープンソースプロジェクトや中小企業などでは、積極的に利用することが求められています。
GitHubで扱う用語や概念についてちょっとだけ解説
GitHubは、オープンソースのバージョン管理システムであり、ソフトウェア開発者のためのプラットフォームです。GitHubで扱う用語や概念を理解することは、効率的なコラボレーションやプロジェクトの管理に必要不可欠です。
まず、リポジトリとは、プロジェクトの場所を示す場所であり、GitHub上でソースコード、ドキュメント、画像などのファイルを管理する場所です。
リポジトリには、複数のブランチが存在し、開発者たちは各ブランチで変更を加え、マージして最終的な成果物を作り出します。
また、コミットとは、リポジトリに変更を加えた際に作成される一連の変更履歴のことを指します。コミットメッセージは変更内容を記述するもので、リポジトリ内での変更を追跡するために重要です。
さらに、フェッチとは、リポジトリの最新バージョンを取得することであり、プロジェクトの更新を追跡するために頻繁に使用されます。プルリクエストは、開発者が変更を行い、他の開発者にマージするよう要求することができる機能であり、コミュニティでのコラボレーションに欠かせません。
以上が、GitHubで扱う用語や概念の一部です。理解することで、GitHubの効率的な利用が可能になります。
GitHubの使い方
GitHubのアカウント登録方法から、2023年最新版Gitのインストール、Git初期設定などを詳しく解説します。
Gitのインストール
Bitbucket Git をインストールするこちらを参考にしました。(英語です)
Mac OS X、Windows、Linuxの3つについて、インストールする方法が解説されています。
ここでは、Windowsでインストールする方法を解説します。
Gitインストール手順
Git-2.40.0-64-bit.exe(2023/04/14)現在
1. 最新のGit for Windows インストーラーをダウンロードします。Git for Windows v2.40.0 リリースノート
2. インストーラーが正常に起動すると、Git セットアップウィザード画面が表示されます。[次へ]および[フィニッシュ] のプロンプトに従って、インストールを完了します。
テキストエディターの選択はデフォルトを選択しました。Vimは、Git for Windowsのデフォルトのエディターです、と言うことなのでこのままにしたはずなのですが、何故かGUIエディタがインストールされていました。Note部分に、VimよりGUIが良いよとおすすめされていたので、まあこれで良いかなと思います。
ほぼインストーラー任せでOKですが、最後に実験的オプションの構成だけは、どちらか選ぶ必要があります。(私は、下側のfileシステムモニターを有効にするを選択しました)選択後に「インストール」ボタンが押せます。
3. Windowsのメニューにある Git Bashを開きます。
4. 次のコマンドを実行すると、正しくインストールされていればGitのバージョンが表示されます。
git --version
5.作業者を識別するために、ユーザ名とメールアドレスを登録する
$ git config --global user.name "USER-Name"
$ git config --global user.name "email"
6.ユーザ名とメールアドレスの確認方法
$ git config --list
一番下のところに、ユーザ名とメールアドレスが表示されていれば成功です。
※もし、Git for Windows をアンインストールしたくなったときはこちらを参考にしてください。
GitHubのアカウント登録
まずは、GitHubのアカウント登録を始めましょう。GitHubの日本公式サイトにアクセスし、右上の[サインアップ]をクリックします。必要事項を入力し、[Create account]をクリックすると、アカウントが作成されます。
登録したメールアドレスに、GitHub 起動コードが送信されますのでGitHubの入力ページに記入すると、登録が完了します。
まとめ

GitHubを利用したプロジェクト管理には、多くのメリットがあり、プロジェクトの進捗状況の管理やチーム内でのコミュニケーションを円滑に行うことができます。
GitHubには多くのツールが用意されており、プロジェクトの品質向上にも繋がります。
また、GitHubはオープンソースの精神を支えており、誰でも自由にソフトウェアを開発し、公開することができます。
GitHubは今後もプログラミング界隈に大きな影響を与え続けることが予想されます。